ボーダフォンは2006年9月14日、年内にもWindows Mobileを搭載した携帯電話を市場に投入すると発表した。いわゆる携帯電話とPDAをミックスさせた「スマートフォン」で、端末は台湾のHTC(High Tech Computer)から供給を受ける。現時点で製品の詳細や価格は明らかにしていない。

 Windows Mobileは、携帯情報端末(PDA)向けのWindows。海外ではスマートフォン用OSとして採用されるケースが多く、最近では国内でもウィルコムのスマートフォン「W-ZERO3」に搭載された。HTCが国内の携帯電話事業者に端末を供給するのはこれで2社目。NTTドコモが7月に、法人向けのスマートフォン「hTc Z」の供給を受けている。

 ボーダフォンは、国内のスマートフォン市場でシェア1位になることを目指すとしており、今後第2弾、第3弾が登場する可能性が高い。なお同社は、10月1日に「ソフトバンクモバイル」に社名変更し、ブランド名も「ソフトバンク」とする予定。