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インタビュー

初音ミクの誕生は僕にとって必然だった

伊藤 博之 クリプトン・フューチャー・メディア代表取締役

藤田 憲治=日経パソコン 2008/01/25 日経パソコン
出典:日経パソコン 2008年1月28日号
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
目次一覧

 昨年、あるソフトウエアが驚異的なヒットを遂げた。それが音楽制作ソフト「初音ミク」だ。発売を始めたのは2007年8月。以降、現在までに約3万本を売り上げた。「1000本でヒット商品」と言われるDTM(デスクトップミュージック)市場において、これは驚くべき数字だ。

 初音ミクは製品名であるとともに、このソフトを支えるアニメキャラクターでもある。容姿は、いわゆる萌え系。ユーザーは自分で作った歌や、好きな楽曲をこのソフトに入力し、初音ミクに歌わせることができる。初音ミクが「バーチャルシンガー」になるのだ。初音ミクの歌が「YouTube」や「ニコニコ動画」などの動画投稿サイトで公開され、ネットユーザーの間でブームが沸き起こった。初音ミクの生みの親であるクリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之代表取締役に開発経緯や今後の展望について聞いた。

■音楽ソフトの事業を始めたきっかけは。

 小さいころから音楽が好きで、趣味でギターを弾いたりしていました。一方、大学卒業後は北海道大学工学部に就職。職場で日々、パソコンやコンピューターに接していました。当時、よく考えていたのが、好きな音楽と大学で身に付けたコンピューターをうまく融合できないかということ。自然と、パソコンを使った音作りを楽しむようになりました。

 音作りを続けているうちに、今度はそれを人に聞かせたいという思いが強くなってきました。兄妹や友達ではなく、もっと遠くの人にも届けたいと思ったのです。そこで、海外の音楽雑誌に掲載された「売ります/買います」などの読者ページへの投稿を始めました。そうすると、僕の投稿に対して「君の音は素晴らしい」「僕もこんな音を持っている」などの返答があり、コミュニケーションが生まれたのです。やり取りは手紙やFAX。これが段ボール1箱分にもなりました。

 こういった活動の中で、海外のコンテンツを日本に輸入したりしていたのですが、いつしか量が増えて趣味の範囲を超えてしまったのです。それで結果的に会社を作ることになりました。それが1995年です。当時、趣味をビジネスにして、大もうけしようという考えはさらさらなかったですね。考えていたのは、音にフォーカスして、音に関してはできるだけ負けないようにしようということ。国内外を問わず、とにかくいろいろな音を集めて、権利を許諾してもらい、音が必要な会社にパーツとして売っていました。

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