ディジタル機器の展示会「WPC EXPO」が2003年9月17日に,千葉市の幕張メッセで開幕した。ディジタル地上波放送の開始が2003年12月1日に迫るなか,NHKと民放キー局はそれぞれのサービス内容を紹介するブースを共同で設けた。また,テレビの新しい視聴形態を可能にするテレビ受像機や録画装置など,高度なAV(音響・映像)機器の出展も相次いだ。テレビ放送がサービスと端末の両面で大きな転換期を迎えることを示唆する展示内容となった。

 それを印象付けたのが,松下電器産業が出展した薄型テレビの新シリーズ「ビエラ」である。ディジタル地上波放送に対応する機種すべてに,インターネット接続機能を搭載した。松下電器はこの機能を使い,自社のディジタルテレビの購入者を対象に生活情報サービス「Tナビ」を提供している(詳細は日経ニューメディア2003年9月22日号に掲載)。

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