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今すぐできる無線LANのセキュリティ強化術(3)第3回Windows標準設定では危険なことも
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図2 B社は無線LANのユーザー認証に使う証明書のインストール方法に問題を発見 CAから証明書ファイル(PKCS#12ファイル)を配布してユーザーにインストールさせる方法だと,証明書ファイルをアクセスが許されていないユーザーもコピーにより入手できてしまうことが分かった。 |
クライアント証明書の配布方法は一般的に,(1)標準の証明書ファイル(PKCS #12ファイル,P12ファイルと呼ぶこともある)を使用してユーザーのパソコンにインストールする,(2)USB(universal serial bus)キーなどの外部デバイスに証明書を格納してユーザーに配布する――の2通りである。
二つの方法のうち(2)は,デバイスのコストがかさむため見送った。USBキーの価格が下がってきているとはいえ,ディジタル証明書を格納できる製品になるとまだ数千円する。
B社はまず,ある部署で(1)の方法を試してみた。P12ファイルを社員各自がダウンロードしてパソコンにインストールするよう依頼してみたのである。
その結果,P12ファイルはほかのファイルと同様に簡単に複製できてしまうことが分かった(図2[拡大表示])。むろん,P12ファイルを介して秘密鍵などをいったんPCにインストールしてしまえば,鍵は取り出せない。つまり,P12ファイルの状態のままユーザーに渡してしまったことが問題だったわけである。
ユーザーに悪意がなくても,コピーしたファイルを会社のパソコン以外に,私物のモバイル用のパソコンにもインストールしてしまった社員がいた。その結果,正規ではないパソコンを社内ネットワークに接続されてしまうケースが発覚した。