ジャンル:グループウエア 作者:システム・コンサルタンツ
ライセンス:フリー URL http://wiz.syscon.co.jp/

写真2●認証ダイアログ
最初は,ユーザー名に“admin”を,パスワードに“wiz=0yen”を入力し,管理者としてログインする。
写真3●設定・メンテナンス
きちんと設定してから運用を開始しよう。
写真4●スケジュール帳
写真5●当番表
写真6●行先ボード
写真7●伝言メモ
写真8●ファイル共有
写真9●掲示板
写真10●施設予約

使用方法と基本機能

 La!cooda WIZにアクセスするには,Webブラウザで“http://<La!cooda WIZをインストールしたホスト名あるいはIPアドレス>/wiz/”のURLを指定する。すると認証ダイアログ(写真2[拡大表示])が表示される。初期状態では,初期管理者のみ登録されている。ユーザー名に“admin”を,パスワードに“wiz=0yen”を入力してログインする。

 ログインしたら,セキュリティ対策のために初期管理者のパスワードをすぐに変更しておこう。現在ログインしているユーザーのパスワードを変更するには,画面の左側メニューから「パスワード変更」のリンクをクリックして開いた画面で任意のパスワードを入力する。

 パスワードを変更したら,次に自分の(会社やグループ)に合わせた環境に設定を書き換える。画面の左側メニューから「設定」を選択して開いた画面から行う。

 設定内容は,会社名や利用者の登録,La!cooda WIZで使用する機能の制限などを指定する「基本情報の設定」と,就業形態や部門などを設定できる「個人情報用データの設定」,La!cooda WIZのいくつかの機能にかかわる「各画面用データの設定」の3つのカテゴリに分かれている(写真3[拡大表示])。

 例えば,利用者を登録する場合は以下の手順を踏む。

 まず「部門情報」で所属する部門を,「就業形態情報」で正社員以外ならその就業形態を登録する。そうした上で,「社員情報」で利用者の登録を実施する。

基本機能

 前述のようにLa!cooda WIZの運用に必要な基本情報を設定したら,実際に運用してみよう。以下では,トップ画面の左側メニューからたどれる,La!cooda WIZの主要な機能に絞って紹介する。

(1)スケジュール帳(写真4[拡大表示])

 日時で設定できる,個人用のスケジュール帳である。スケジュールは,タブをクリックすると月や週,日単位の表示に切り替わる。さらに部署単位で,自分以外の社員のスケジュールも一覧できる。

(2)会社行事・予定

 社内の行事予定の一覧が表示される。社内全体の行事や予定を管理できる。登録は,利用者すべてが可能で,閲覧対象を部門単位や社内全体と指定できる。表示期間の設定もできる。

(3)当番表(写真5[拡大表示])

 管理者があらかじめ設定した当番を設定できる。当番制にする項目は,「設定」の「当番設定」から登録可能だ。

(4)回覧板

 回覧させたい資料などを発信者が受信者(受信部門や就業形態でも指定可)を特定して送付できる仕組みである。受信者が受信済みか未受信かを確認できる。

(5)行先ボード(写真6[拡大表示])

 社員の居場所を入力・表示できる。「在席」と「外出」,「帰宅」の3つから選択し,簡単なメモも残せる。

(6)伝言メモ(写真7[拡大表示])

 個人あるいは複数の人間(部門)を指定してメモを残せる。メモを残した時刻も記録可能だ。自分あて以外にも,ほかの社員あての伝言も閲覧できる。

(7)ワークフロー・申請と決裁

 承認が必要な申請書などを配布して,承認を得るための機能である。申請書の作成,承認状況を検索できる。承認者は申請書の承認や否決が行える。

(8)ファイル共有(写真8[拡大表示])

 社員全体で共有すべき資料などを共有できる機能である。共有できるファイルのサイズは,初期状態では5Mバイトまで,ファイル形式には特に制約はない。

 カテゴリやサブカテゴリは,あらかじめ管理者が「設定」メニューで登録しておく。

(9)掲示板(写真9[拡大表示])

 テーマごとに掲示板を設け,社員同士で意見を交換できる。各社員の権限で掲示板を新規に設置でき,部門レベルで公開を限定することも可能だ。

(10)取引先・担当者情報

 取引先とその担当者の情報を共有するための機能である。

(11)施設予約(写真10[拡大表示])

 会議室や営業車などの予約が行える。基本的な使用方法はスケジュール機能と同様で,使用したい施設を選択して時間を記入する。共有する施設の追加は,管理者権限を持つユーザーが「設定」メニューから実施する。

(ライター 新村 拓也)



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