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[Windows Server 2003を超える
Samba新版で作る
最強ファイル・サーバー]Part2(3)

保守管理が容易なファイル・サーバーを構築

2004/01/14
出典:2003年9月号  60ページ
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

(注:記事は執筆時の情報に基づいており,現在では異なる場合があります)

図4●Sambaの起動・停止を行うためのスクリプト例
このようなスクリプトを作成しておけば,Sambaの起動や停止作業が簡素化できる。
写真3●共有フォルダにWindowsからアクセス
smb.confで設定した通り,MYGROUPというワークグループにSambaサーバーが表示されており,共有フォルダにアクセスできる。
写真4●プリンタの接続デバイスが自動認識されるようす
例ではUSBプリンタを使用しているので,/dev/usb/lp0デバイスにプリンタが検知されている。
写真5●プリンタのフィルタ設定は不要
Windows側のデバイス・ドライバを使用するため,プリンタ・フィルタは使わず「直接印刷キュー」を指定する。

Sambaサーバーの起動

 設定ファイルを用意したら,Sambaの実体である「smbd」と「nmbd」の2つのサーバーを起動する。smbdがSambaの基本機能を提供するサーバー,nmbdがWindowsネットワークでの名前解決やブラウズ・リスト交換を行うためのサーバーである。起動には管理者(root)権限で次のように作業する。

# cd /usr/local/samba/sbin
# smbd -D
# nmbd -D

 このほか,図4[拡大表示]のようなスクリプトを/etc/init.dディレクトリなどに保存し,これを実行することでもサーバーを起動できる。startの部分をstopにすればサーバー停止,restartにすれば再起動できる。

# /etc/init.d/smb start

 これでSambaサーバーの共有フォルダにアクセスできるようになる。Windowsクライアントのエクスプローラの「マイ ネットワーク」から「ネットワーク全体」をたどると「Microsoft Windows Network」の下に,smb.confで「workgroup =」パラメータで設定したグループ名(ここでは「MYGROUP」)が表示されている。その下にSambaサーバーがあり,共有フォルダが表示されているはずである(写真3[拡大表示])。

 ちなみに,共有設定に「username =任意のSambaユーザー」を追記した場合,共有フォルダにアクセスする際にパスワードを求められるモードになる。ただしusernameとguest ok = Yesを混在させた場合は,guestでのログインを認めるのでパスワードを設定した意味がなくなってしまう。必ず「guest ok = No」と変更しておく必要がある。Sambaユーザーの登録とパスワード設定は,後述するように,Samba付属のpdbeditコマンドを利用する。

プリンタの共有設定

 次にSambaサーバーに接続しているプリンタをWindowsクライアントで共有する方法を紹介する。

 まず最初にLinuxでプリンタの設定を行う。プリンタ設定はディストリビューションごとに異なるが,ここではRed Hat Linux 9を例に挙げる。

 Red Hat Linux 9のプリンタ設定は,デスクトップの「メイン・メニュー」から「システム設定」→「プリンタ設定」と選択して起動するGUIツールで行うと簡単だ。プリンタの新規登録には,同ツールの「新規」ボタンをクリックし,「新規印刷キューの追加」ダイアログでプリンタ名を登録した後,プリンタ・タイプの設定を行う。

 プリンタをLinuxマシンに接続している場合は「ローカル接続のプリンタ」を選択する。選択後,自動的にプリンタ接続デバイスが検出される(されない場合は「デバイスを再スキャン」ボタンをクリックする)。

 今回検証に利用したのはセイコーエプソンの「PM-740 DU」というUSB接続のインクジェット・プリンタである。そのため,プリンタ・デバイスは「/dev/usb/lp0」と認識された(写真4[拡大表示])。

 次に「プリンタモデル」を設定する。ここでは通常,利用するプリンタ機種に合わせたプリント・フィルタ(ドライバ)を選択するが,Windowsクライアントからの印刷にはWindowsのドライバを利用するので,Linux側でフィルタを設定する必要はない。そのため「直接印刷キュー」を選択する(写真5[拡大表示])。「適用」をクリックすると設定が反映され,プリンタ・デーモンが起動する。

(ライター 新村 拓也)


(次回に続く)



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