(USニュースフラッシュ,2000.7.7 )

米VA Linux Systemsは米国時間7月6日,同社のオープンソース開発センタ「SourceForge」が運営するソフト開発プロジェクトの数が6000を突破,登録ユーザー数も4万を超えたと発表した。登録ユーザー数は毎月に23%の割合で急速に伸びているという。

SourceForgeは,VA Linuxが2000年1月4日に正式にサービスを開始した(関連記事)ソフト開発プロジェクト支援のためのWebサイト。オープンソースのソフトを開発するコミュニティを支援するために,プログラミングやプロジェクトの進捗管理,コミュニケーション・ツールなど,一通りのサービスを無償で提供している。

SourceForgeの最近の利用実績には,Linux/UNIX向けグラフィック・エンジン「XFree86」最新版の開発,オープンソースのデータベース管理システム「MySQL」開発とホスティング,プロジェクト用文書管理「DocManager」などがある。

「XFree86 Project」は2000年3月に4.0版をリリースしており,7月上旬に4.0.1版をリリースの予定。「MySQL」は,最近ライセンスをGPL(GNU General Public License)に変更し(日経Linux掲載の関連記事,Freshmeat新着ソフト情報の該当ページ),SourceForgeへ移した。また,VA Linuxでは,2000年3月に「CompileFarm」サービスを開始しており,その一環としてItaniumプロセサ搭載サーバーの試作機へのアクセスも提供している。 これを利用したMySQLのIA-64対応Linuxへのポーティングも進められている。「DocManager」は開発者やオープン・ソース・コミュニティなどが作成した文書管理ツール。

◎関連記事
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MySQLがGPLにライセンス変更(日経Linuxサイトの記事へ)

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