X Window Systemに反映する
ここまででフォント登録の下準備が終りました。次に実際にフォントをX Window Systemで使えるように設定します。
すぐにフォントを使えるようにする
現在,Xが立ち上がっている状態ですぐにフォントを使えるようにしてみましょう。これにはX Window Systemに,フォントが登録してあるディレクトリを認識させます。そのためには,「xset」コマンドを使います。
まず,新しいフォント・ディレクトリを登録します。
$ su
# xset +fp /usr/share/fonts/TrueType-English
# xset +fp /usr/share/fonts/TrueType-Japanese
そして,Xにフォントのパスを認識させます。
# xset fp rehash
これで,フォントを使えるようになりました。また,フォントを削除したい場合は,次にようにします。
$ su
# xset -fp /usr/share/fonts/TrueType-English
# xset -fp /usr/share/fonts/TrueType-Japanese
# xset fp rehash
再起動してもフォントを使えるようにする
上記のようにフォントを追加できましたが,このままではXを再起動すると,フォントが使えなくなってしまいます。そこで,フォントをいつでも使えるように設定します。これには,「XF86Config」ファイルのFilesセクションにフォント・パスを増やせば良いです。「XF86Config」ファイルは「/etc」や「/etc/X11」にあります。ルート権限になり,XF86Configファイルをテキスト・エディタで以下のように追加します。
:
Section "Files"
:
FontPath "/usr/share/fonts/TrueType-English"←追加
FontPath "/usr/share/fonts/TrueType-Japanese" ←追加
:
EndSection
:
これで,Xを再起動してもフォントが使用することができます。
また,ディストリビューションによってはフォント・サーバーを使っている場合があります。今回扱ったディストリビューションではVine,Redhat,Laser5がフォント・サーバーを使用しています。フォント・サーバーに設定する場合は,「/etc/X11/fs/config」ファイルの「catalogue」に,新しいフォントのパスを設定します。
:
catalogue = /usr/X11R6/lib/X11/fonts/japanese:unscaled,
:
/usr/share/fonts/TrueType-Japanese, ←追加
/usr/share/fonts/TrueType-English,←追加
:
/usr/share/fonts/default/Type1
:
また,設定を有効にするためにはフォント・サーバーを再起動させる必要があります。ただし,Xを立ち上げた状態で再起動すると,Xがハングアップしてしまいます。そのため,フォント・サーバーを再起動する場合は必ず,Xを終了させておきます。
再起動には,psを使ってフォント・サーバーのプロセスIDを知る必要があります。これを知るためには,
$ ps aux | grep "xfs"
xfs6240.07.6 31840 4796 ?S 6月22日 3:04 xfs -droppriv
hoge 134630.00.81632504 pts/1S03時40分 0:00 grep xfs
とします。ユーザー名(1番最初の項目)が「xfs」とあるのがフォント・サーバーで,2番目の数字(この場合は624)がプロセスIDです。再起動には,
$ su
# kill -HUP <xfsのプロセスID>
$ exit
と入力します。Xを起動すること,フォントを使用できます。また,
$ su
# /etc/rc.d/init.d/xfs restart
$ exit
でも再起動することができます。
- 初めに
- フォントを手に入れる
- フォントのリストを作る(1)
- フォントのリストを作る(2)
- X Window Systemに反映する
- フォントの情報を参照する
- 各アプリケーションのフォントを変更する
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