遅々として進まないWindows 10への移行を促進するには

 企業にとって、業務用PCのシステムアップデートは頭の痛い問題だ。特にWindows 7からWindows 10への更新は今までとは勝手が違う部分が多く、一筋縄ではいかない。その結果、必要性はわかっているものの、ついつい後回しにしてしまう企業が多いのもうなずける。

 企業側のみならず、提供側であるマイクロソフトもその問題は認識しており、2015年のWindows 10リリース以降、数度のアップデート期間やサポートの延長を発表している。2018年9月には、Windows 10 Enterprise、Windows 10 Educationの2つのエディションで、アップデート適用までの猶予期間を30カ月まで延長することに加え、Windows 7のサポート期間終了後も2023年まで有償でセキュリティアップデートを提供するとの発表があった。これを鑑みると、今後もWindows 7からWindows 10への移行が急速には進まないというのが、皆の共通した認識だろう。

 アップデートまでの猶予ができたといっても、いつかは取り組まなければならないのなら重い腰を今すぐ上げたほうがよい。先延ばしにしていても、いいことはないからだ。セキュリティの問題に加え、新しいシステムを導入しないことによる生産性の停滞も見過ごせない。本来ならば享受できていたはずの新しい機能を使えないことによって、導入済みの企業との差は日に日に開いていく。

 では、企業が歩みを進めるためにはどうしたらよいのか。現状を打破するための解のひとつが、Windows 10の運用支援、さらにはハードウエアも含めたソリューションの提供を行っている専門家の助けを借りることだ。

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