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NEC三菱電機ビジュアルシステムズ株式会社 様 事例紹介

グローバルSCMを支える生産管理システムにExpress5800シリーズを導入
NECと三菱電機のディスプレイ・モニタ事業を合併して誕生したNEC三菱電機ビジュアルシステムズは、1年半をかけてシステム統合を完了し、グローバルSCM経営を支援するグローバルな“一気通貫”システムを完成させた。そのSCMシステム中核となる生産管理システムには、NECのIAサーバ「Express5800シリーズ」とERPパッケージ「EXPLANNER」が導入され、200万件のMRP計算を3時間というメインフレームに匹敵するパフォーマンス性能を実証している。


導入目的
----グローバルSCM経営を支援する一気通貫システムの構築

IT推進室のGプロジェクトのメンバー
(右から山口氏、安藤室長、吉武氏、
高尾グループ マネージャ)

 NEC三菱電機ビジュアルシステムズ(以下NMビジュアル)は、2000年1月にNECと三菱電機のディスプレイ・モニタ事業部門が合併して設立された。NECブランドとして「MultiSync」、三菱電機ブランドとして「Diamondtron」(CRT)や「Diamondcrysta」(LCD)といったブランド名で製品を開発・販売している。「マーケットの75%が、アメリカ市場を中心とした海外市場であり、販売拠点はアメリカ・ヨーロッパ・アジアに、開発・生産拠点も国内以外に台湾や中国に置くなどグローバル企業として事業展開している。そのため、合併会社設立当初からグローバルなサプライチェーンを展開する仕組みを早急に構築する必要があった」(IT推進室長 安藤昌之氏)。約1年半をかけてNECと三菱電機のシステム統合を行い、生産管理システムの再構築を牽引してきた同氏は、グローバルなSCM(サプライチェーン・マネジメント)経営を支援する“一気通貫”システム構築の背景をこう語る。

 事業合併以前のNEC側のシステムは、ディスプレイ・モニタ事業を主に担当していた旧NECホームエレクトロニクス内に、設計から販売・保守までのSCMシステムとして「Argofast」と呼ばれるものがあった。しかも、合併する1年ほど前に生産システムを除いて、すべてUNIXプラットフォームに再構築されていた。一方、三菱電機側のシステムは、生産管理システムとして長崎工場のモニタ事業部向けのシステムがあったが、一事業部門であったため海外調達システムや販売システムは、三菱電機本社のシステムを使うものだった。

 事業合併の決定から営業開始まで6ヶ月しかないことから、新会社設立当初は2系統のシステムで合併会社のシステムを立ち上げたが、グローバルSCM経営を実現するために早急に基幹システムを再構築する必要があった。事業合併を受けて、業務プロセスの革新、生産方式の革新を目的にプロジェクト(グローバルSCMプロジェクト=Gプロジェクト)を立ち上げ検討した結果、「SAPやOracleのERPを使って新規構築する場合は、最低でも20億円以上の投資と2年以上の開発期間が必要となる。そこで、NEC側のシステムであるArgofastに統合することがベスト」(安藤氏)と、従来の基幹システムを活かす方向性が打ち出された。

 販売管理システムや需給システムなどは順次Argofastに統合できたものの、生産管理システムの統合には大きな課題があった。生産管理システムは三菱電機のモニタ事業部もNECも独自のシステムを持っていた上、両システムともメインフレーム上に構築されたものだった。どちらに統合してもグローバルなSCMに最適化されないこと、多額の運用コストがかかるという課題があった。そこでGプロジェクトでは、生産管理システムをオープン系プラットフォームにダウンサイジングして、新たに構築することになった。




システム概要
----コストと導入実績でWindows 2000版EXPLANNERを選定

 安藤室長は、SCMにおける生産管理システムのもっとも重要な機能は製造リードタイムの短縮化にあるとし、「そのためには、生産計画の多頻度化、つまり週次や日次でMRP管理を実現すること、JIT(Just In Time)生産システムを確立するという2点が重要である。この2つを満たす生産管理システムという要件で選択したのが、NECのERPパッケージEXPLANNERだった」と語る。

 また、EXPLANNERの導入実績も選択の大きな指標となった。「三菱電機の海外工場でEXPLANNERを導入した実績や、NECからの製品説明とデモ見学等をしてみて、機能的に非常に魅力があった」(IT推進室長崎システムグループ グループマネージャ 高尾俊明氏)。さらに大きな動機として、導入コストの問題があった。大規模な生産管理システムをオープン系システムにダウンサイジングするというと、従来そのプラットフォームはUNIXに求められてきた。「これまでにメインフレームはもちろん、UNIXの生産管理システムも手掛けたが、やはり導入コストは高い。もっと低コストで導入できるプラットフォームが求められた」(高尾氏)。こうした動機から、Windowsプラットフォーム上で稼働する「EXPLANNER」が選定されたものだ。

 しかし、問題はIAサーバとWindowsによるシステムのパフォーマンス性能に対する懸念だった。


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