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丸大食品株式会社 様 事例紹介

原料事業本部の仕入れ・入出庫・在庫管理システムにExpress5800/ftサーバを導入
丸大食品は、原料事業本部の仕入れ・入出庫・在庫管理のためのシステムにNECのフォールト・トレラント・サーバであるExpress5800/320Laを採用した。従来はIAサーバにより運用を行ってきたが、食肉販売事業の拡大に伴い、処理性能の向上とともにシステムの高可用性への要求が高まった。こうした背景により、ハードウェア制御による信頼性の高い二重化とコストパフォーマンスの高さから、Windows 2000をベースとしたフォールト・トレラント・サーバを選択したのである。


導入目的
----チャンスロス低減を目的とした在庫照会・入出庫管理システム
須栗 行 氏
情報システム部 課長
須栗 行

 丸大食品は、「燻製屋」に代表されるハム・ソーセージ・ベーコンなど食肉加工品や総菜・デイリー製品が有名だが、食肉そのものの販売事業も大きな柱になっている。10数年前に本格参入し、現在ではハム・ソーセージ、総菜と並び全売上の約3割を占める事業規模へ急成長した。

 今回、Express5800/ftサーバを採用したシステムは、この食肉販売事業を支える原料事業本部の仕入れ・販売、入出庫管理のためのシステムである。このシステムは、1997年に原料システム強化のため構築されたものである。それ以前のシステムは勘定系と同じNECのメインフレームPX7500上で稼働しており、あくまでも原料事業本部スタッフのオペーションが中心で、販売拠点では全国の在庫状況をリアルタイムに把握する仕組みはなかった。従来は、食肉の販売拠点に得意先からオファーがあったときに、拠点在庫をオーバーするものについては本社に電話やFAXで問い合わせ、その回答を待って商談に臨むためチャンスロスが発生することもあった。「食肉販売の商談交渉において、価格はもちろんだが、どれだけ迅速に注文に応えられるかが商談成立の決め手となる。この問題を解決するため、全国の食肉販売拠点に販売可能な在庫(営業在庫)を公開して在庫照会を可能にし、合わせて在庫引き当て業務をオンライン化する仕組みを構築した」(情報システム部課長 須栗行氏)。

 同社の食肉販売事業は、海外あるいは国内の取引先から仕入れを行い、全国約100カ所の倉庫に保管し、在庫は本社の原料事業本部で一元管理され、配送効率のいい倉庫から出庫を行っている。構築したシステムにより、すべての倉庫に保管された在庫を、全国の食肉販売部各拠点から照会できるとともに、引き当てや出庫指示などが可能となったのである。

 97年に構築したシステムには、Express5800シリーズ(シングルサーバ)とWindows NT 3.51、Oracle7をプラットフォームに採用され、アプリケーションはVisualBasic(VB)で開発した。システムはメインフレームと連携し、仕入れ、在庫管理、入出庫管理の機能を持つとともに、全国の倉庫への出庫依頼や配送会社への配送指示のデータ交換などを担っている。




システム概要
----ハードウェアの二重化による高信頼性を契機にftサーバを選択
宮地 亨 氏
情報システム部 主査
宮地 亨

 97年に構築したシステムは、運用開始以来、ハードウェアの故障や大きなトラブルもなく、安定的に稼働してきた。しかし、食肉販売の取引量が拡大するのに伴い、システム全体のデータ量が増加し、当時のシステムでは処理性能が限界に近づきつつあった。また、ディスクアレイによってデータ保護されていたものの、「ハードウェア障害が発生した場合、内容によっては復旧に多大な時間を要する状況で、日を追うごとにシステムダウンによる影響の大きさが増加してきた。もし、システムが止まるようなことがあれば、当社の業務はもとより、保管委託会社や配送会社へ与える影響もあり、システムトラブルに対する危機感が高まりつつあった」(情報システム部主査 宮地亨氏)という。

 こうした背景から同社では、2000年に入ってシステムのリプレースを検討しはじめていた。当初は、クラスタ・システムによるホット・スタンバイ形式で二重化することを検討していた。その後、NECからフォールト・トレラント・サーバがリリースされるという情報を得て、すぐに仕様を検討した結果、Express5800/ftサーバの採用を決定するに至った。その動機を情報システム部副主査 西村佳浩氏は、次のように語る。

 「同じシステムの二重化にしても、クラスタ・システムがソフト的に制御するのに対し、Express5800/ftサーバはハードウェアで実現しているため、構造的にわかりやすく、運用においても非常に扱いやすいという印象を受けた。当初の課題がノンストップを実現することであったため、障害が発生した場合でも運用を継続したまま復旧できる点を高く評価した。また、クラスタ・システムと比較したコストパフォーマンスの高さも大きな魅力だった」。

 実際、導入コストにおいても、「いくつかのケースで見積もりを検討したが、低コストという点は非常に大きなファクタでもあった。実際にハードおよびソフトのコストでクラスタ・システムの約6割に納まっており、開発コストを含めるとさらにコストダウンを実現することができた」(宮地氏)という。



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