
情報システム部 主査
宮地 亨氏 |
97年に構築したシステムは、運用開始以来、ハードウェアの故障や大きなトラブルもなく、安定的に稼働してきた。しかし、食肉販売の取引量が拡大するのに伴い、システム全体のデータ量が増加し、当時のシステムでは処理性能が限界に近づきつつあった。また、ディスクアレイによってデータ保護されていたものの、「ハードウェア障害が発生した場合、内容によっては復旧に多大な時間を要する状況で、日を追うごとにシステムダウンによる影響の大きさが増加してきた。もし、システムが止まるようなことがあれば、当社の業務はもとより、保管委託会社や配送会社へ与える影響もあり、システムトラブルに対する危機感が高まりつつあった」(情報システム部主査
宮地亨氏)という。
こうした背景から同社では、2000年に入ってシステムのリプレースを検討しはじめていた。当初は、クラスタ・システムによるホット・スタンバイ形式で二重化することを検討していた。その後、NECからフォールト・トレラント・サーバがリリースされるという情報を得て、すぐに仕様を検討した結果、Express5800/ftサーバの採用を決定するに至った。その動機を情報システム部副主査
西村佳浩氏は、次のように語る。
「同じシステムの二重化にしても、クラスタ・システムがソフト的に制御するのに対し、Express5800/ftサーバはハードウェアで実現しているため、構造的にわかりやすく、運用においても非常に扱いやすいという印象を受けた。当初の課題がノンストップを実現することであったため、障害が発生した場合でも運用を継続したまま復旧できる点を高く評価した。また、クラスタ・システムと比較したコストパフォーマンスの高さも大きな魅力だった」。
実際、導入コストにおいても、「いくつかのケースで見積もりを検討したが、低コストという点は非常に大きなファクタでもあった。実際にハードおよびソフトのコストでクラスタ・システムの約6割に納まっており、開発コストを含めるとさらにコストダウンを実現することができた」(宮地氏)という。
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