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「ふと気づいてみると、各部門で重要なコンテンツとは別に、全社的に重要なコンテンツがたくさん蓄積されていたのです。このときに、改めて無停止型システムの必要性を感じました」(元房氏)。
もちろん、これまでもコンテンツサーバへも耐障害性の対策は講じられていた。1つは、ハードディスクをRAID5構成にする冗長化であり、もう1つは2台のExpressサーバを使ったクラスタリングシステムである。
実は、Expressサーバの導入当時から、クラスタリングやミラーリングを実現したいと考えはあったという。しかし、1996年の導入当時の価格は共有ディスクタイプのクラスタシステム化を行うだけで1,000万円を超えるという事情もあり、代りに安価なVinca社の「Co-Stand-by
Server」を導入することになったそうだ。
これにより、たとえ本番系のサーバにトラブルが発生しても、待機系サーバに速やかに切り替わるしくみは完成していた。
しかし、理想は何事も起こらないのが一番である。ところがある日のこと、元房氏は待機系サーバが作動していることに気づいた。当時を振り返って、元房氏は「NECさんの適切なサポートにより復旧できたのですが、「Co-Stand-by
Server」は、元に戻すにはスタンバイ側とバックサーバ側で切替えの順序が決まっていて、うっかり間違えば大変なことにもなりかねません。このように、操作には専任者でなければ分からない煩雑な設定があること、また停電時等の運用のことなどを考えると、もっと安心して稼動できる環境が必要だと感じました」と語る。
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