NTTソフトウェア(東京都港区、鈴木滋彦社長)は、各種情報を3次元空間に配置して検索、閲覧が可能なブラウザー「SpaceBrowser」を10月から販売する。

 SpaceBrowserは、複数の“縮小版コンテンツ”を3次元画面の中に一定の規則で配置する。ユーザーは3次元画面を自由自在に動かすことができ、見たい縮小版コンテンツをクリックすれば画像、テキスト、数値などの詳細な情報を見ることができる。例えば、建物の所蔵物がどこにあるのかを説明する場合には、建物の立体画像に縮小版コンテンツを配置することによって、施設案内として活用することができる。

 NTTソフトウェアは、SpaceBrowserを施設案内用のキオスク端末に組み込んで販売するほか、EC(電子商取引)事業者に対して商品検索や閲覧するのに有効なシステムとして売り込む。一般企業に対しても、コンテンツ管理システムなどと連携させたソリューションを提案していく考え。直販だけでなく、販売パートナーによる間接販売も展開する。

 価格はスタンドアローン型が20万円から、ネットワークアクセス型が300万円から、システムインテグレーションが1000万円から。NTTソフトウェアは初年度に3億円の売り上げを目標にしている。

中井 奨=日経ソリューションビジネス
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