日立情報システムズは半導体メーカーのルネサス東日本セミコンダクタ(東京都新宿区、笠木理社長)とルネサスハイコンポーネンツ(青森県鶴田町、前田富司社長)とともに、極小のRFID(無線ICタグ)である「ミューチップ」を活用したパッケージソフトを共同開発した。5月から販売を開始する。

 3社が共同開発したのは、ミューチップを活用した出退勤管理パッケージ。顔写真入りIDカードを即座に発行できる「チップインパス(仮称)」と、発行したIDカードを使用して従業員の出退勤を管理する「チップインタイムスタンプ(仮称)」から成る。

 RFID関連システムの開発から運用までを手掛ける日立情報システムズと、ミューチップや関連のハード製品を製造するルネサス東日本セミコンダクタとルネサスハイコンポーネンツが互いの強みを補完し合う形で協業。パッケージの開発だけでなく、マーケティングや販売面でも協力する。3社は3年間で10億円の売り上げを目標にしている。

中井 奨=日経ソリューションビジネス

「日経ソリューションビジネス」は、ITサービス企業の営業・マーケティング、マネジメント向けの雑誌です。
今なら「日経ソリューションビジネス」を無料で1冊試読いただけます。
詳しくはこちらからどうぞ。