ソフト開発のビットストロング(東京都千代田区、門洪涛社長)は、第三者がクライアントパソコンのハードディスクにアクセスできないようにするソフト「DataShield」を2005年1月から発売する。4月の個人情報保護法の施行を前に、クライアントパソコンを紛失、盗難に遭った際の情報漏洩対策に有効な製品として売り込む。

 DataShieldは、ユーザーのIDとパスワードが登録された専用のUSBキーを使って、クライアントパソコンのハードディスクへのアクセスを制御する仕組み。DataShieldがインストールされたクライアントパソコンの電源を入れる前にUSBキーを差し込み、OSが起動された後に初めてパソコンが使用できる。USBキーでプロテクトを解除しなければ、あたかもハードディスクの“存在が消えた”のと同じ状態になり、アクセスができない。

 ソフトをインストールすればその日のうちに利用でき、ソリューションプロバイダにとっても、短期間での導入が可能な情報漏洩対策商材として提案できる。価格はパーソナル・エディションが6800円。企業向けのコーポレートエディションは個別見積もりだが、参考価格は従業員約1000人で1ユーザー当たり3000円となっている。

中井 奨=日経ソリューションビジネス

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