データベースの管理ツールを開発するアクアシステムズ(東京都新宿区、赤間保社長)は、オラクル製データベースの監査を支援するためのソフト「Audit Master」を12月中旬から発売する。データベースへのアクセス状況の監査などを徹底することで情報漏洩防止に有効な製品として売り込む。

 Audit Masterは、専門知識がなければ難しいとされるオラクルのデータベースの監査機能を使いやすくするのが特徴。データベースのログイン、アクセス、管理の際のルール設定や監査ログ取得などを行う「Browser Module」と、監査ログやぜい弱性の分析、アラームの通知などを行う「Analyzer Module」の2製品から構成されている。データベースへのログイン失敗や業務時間外のアクセス、一定量を超えるデータの読み込みがあったなど、あらかじめ設定していたルールに違反した場合には警告を管理者に通知し、情報漏洩防止に一役買う。

 まずはBrowser Moduleから発売し、Analyzer Moduleは2005年1月以降に発売する。価格はオープン。間接販売が中心で、今後は同製品の販売や導入を手掛けるパートナーの数を増やす。販売パートナーのうち、システムエグゼ(東京都中央区、佐藤勝康社長)は今後、アプライアンス化して販売することも計画している。

中井 奨=日経ソリューションビジネス

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