日本ビジネスコンピューター(JBCC)は、医療やドラッグ分野のソリューションを持つ企業のコンソーシアムを9月中旬に設立すると発表した。設立時は10社から開始し、2004年度中に20社以上にする。共同でイベント開催なども推進する。

 参加企業は医事会計などのソリューションに強みを持つナイス(名古屋市)、医療情報システム開発の東京エーアイエス(東京都文京区)、チェーン調剤薬局向けソリューションを手がける日本メディコム(東京都千代田区)、ドラッグストア向けソリューションのユニックス(静岡市)、医療分野のコンサルティングのインフォニッチ(東京都台東区)など。

 病院経営の効率化、医療供給体制の見直し、医薬分業などを背景に、医療やドラッグ分野では医事会計システムや電子カルテシステムなどのIT需要が高まっているため、それぞれが得意とするソリューションに強みを持つ企業が連携することで、ユーザー企業の要望に柔軟に対応できるようする。今回は対象を100~500床規模の中規模の病院に絞っており、すでに国立病院や眼科病院の成約事例もあるという。

 JBCCは既に福祉介護のソリューションを展開しており、約400施設以上に導入した実績を持つ。医療分野のソリューションではナイスとの提携を機にコンソーシアムを設立し、成長著しい医療やドラッグ分野のビジネスを積極的に推進。医療やドラッグ分野でJBCCは3年間で130億円のビジネスを目指す。

大山 繁樹=日経ソリューションビジネス

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