トレンドマイクロは、ユーザーのWebアクセスを制限するWebフィルタリングソフトの新製品InterScan WebManager 3.1を12月17日から販売する。今回から情報漏えい対策に特化した機能を新たに追加し、情報漏えい対策を前面に出したキャンペーンも期間限定で展開する。

 InterScan WebManager 3.1は、アクセスを規制するカテゴリ数を従来の30から76に増やした。情報漏えいに関係する掲示板やチャット、ストレージサービスなどのWebサイトも新たに規制対象にしている。掲示板やチャットなどは、アクセスするとブロック画面を表示して閲覧自体も不可能にすることができるほか、閲覧可能、アクセス権限者のみ閲覧可能、閲覧は可能だが書き込みは不可能、と4種類の制限を設定することができる。

 対応OSは、スタンドアロン版がWindows、Linux、Solaris。標準価格は23万8000円(30アカウント当たり)、アカデミック価格は14万2000円(同)。2004年3月31日まで、ウイルス対策ソフトのInterScan VirusWallエンタープライズエディションと組み合わせた「情報漏洩防止セット」を40万9800円(同)で販売する。

 同社は販売開始後1年間で5億円の売り上げを目標にしている。

中井 奨=日経ソリューションビジネス