NTTソフトウェア(横浜市、鈴木滋彦社長)は、モバイル端末を使って情報共有ができるグループウエア「ゆびこら」を11月4日から販売する。サーバー1台に付きユーザー数を無制限にするライセンス体系を導入することによって価格を抑え、中小企業が容易に導入できるようにした。2004年3月までの売り上げは5000万円を目指す。

 ゆびこらは、スケジュール管理や掲示板、電子メールのグループウエアの基本的な機能をそろえている。パソコンからだけではなく、営業担当者などが外出先から携帯電話やPDA(携帯情報端末)を使って、ゆびこらのサーバーにアクセスして共有スケジュールを確認したり、掲示板に投稿したりすることなども可能。また、モバイル端末に標準で搭載されているPIM(個人情報管理)ソフトに共有スケジュールを取り込むことができる。

 価格はサーバー1台に付き50万円で、技術サポート料金が年間24万円。中小企業が導入しやすいように、サーバーの機能の範囲内であれば、ユーザー数は無制限となっている。推奨するユーザー数はサーバー1台に付き400ユーザー。

中井 奨=日経ソリューションビジネス