IT関連のeラーニング・コンテンツを提供するシステム・テクノロジー・アイ(東京都中央区、松岡秀紀社長)は、同社のeラーニング・コンテンツ「iStudy Web」を米ドーセントのラーニング・マネジメント・システム(LMS)「Docent LMS」と連携させる。学習の進ちょく状況や教育コンテンツ配信などの管理をLMSを使って容易にするもので、eラーニングの新サービス「iStudy Web Gateway for Docent」として4月20日から提供を開始する。

 iStudy Webのユーザーは従来、個別の教育コンテンツだけを利用したいユーザーがメインだった。システム・テクノロジー・アイは、社員の教育や各人のスキルを全社的に統合管理したいというユーザー企業が今後増えるとみて、LMS製品との連携機能を提供、ユーザー層の拡大を図る。今回のドーセント製品との連携はその第一弾。今後は他のLMSベンダーとの連携も進めていく計画だ。

 iStudy Web Gateway for Docentは、システム・テクノロジー・アイの62社の販売パートナのうち、ドーセント製品の販売も手掛けるCSKとNECの2社を通じて間接販売する。価格は接続用オプションの初期費用が10万円、コンテンツは、法人向けライセンスの最小購入単位で30万円から。初年度に20社、3000万円(接続用オプションは除く)の販売を目指す。(森重)