大塚商会はこのほど,xSP(各種サービス・プロバイダ)を対象にしたウイルス・チェックの代行サービスを開始した。既に,アット・ワイエムシー(山口県下関市,大隈角治社長),アピオン(鳥取県倉吉市,山本幸隆社長),スペック(新潟県南蒲原郡,原田義則社長),中国情報システムサービス(広島市,鈴木知巳社長),三菱マテリアルの5社が同サービスの利用を開始した。

 新サービスのASP版VirusWall E-Mail Serviceは,トレンドマイクロ製アンチウイルス・ソフトInterScan VirusWallを使ったサービス。ウイルス・チェックを希望するxSP会員のメールを大塚商会のIDC(インターネット・データセンター)経由させることで,ウイルスのチェックと駆除を実施する。

 ネット経由でサービスするxSPにとってウイルス対策は必要不可欠になってきたが,自社運用するのは人的にもコスト的にも負荷が掛かる。新サービスは,ここを代行し,xSPの初期投資や運用コストを軽減する。料金は200アカウント月額4万4000円から。初年度に50社への販売を目指す。(志度)