米コンパックコンピュータは3月中に,xSP(各種サービス・プロバイダ)とユーザー企業をマッチングさせるためのWebサイトを立ち上げる。昨夏にワールドワイドで開始したxSP/IDC(インターネット・データセンター)を対象にしたサービス品質の認定制度の有資格者に向けた販売支援の一環。

 新サイトは,ユーザーが利用したいサービスや,所在地区,規模などを入力すると該当するxSP/IDCを検索・紹介するための仕組み。認定を受けたxSP/IDC事業者数が増えてきたことから,Webを使った販促支援に乗り出す。

 日本では認定制度に先行し,xSP支援策として同様のサイトASPlive.netを1年以上前から立ち上げ済みで,米本社が立ち上げるのもASPlive.netがベースになっているという。ただ認定制度を日本市場でも本格展開し始めたことから,半年から1年をメドに,ASPlive.netも米本社の仕組みに合わせていく予定。

 コンパックの認定制度は,xSP/IDCのサービス提供に必要な運用能力を監査・認定するもの。英国発のシステム運用の業界標準であるITIL(ITインフラストラクチャ・ライブラリ)とセキュリティ運用のBS7799をベースに,コンパック自身の高可用性のためのノウハウなどを追加した基準を適用する。(志度)