大手システム・プロバイダのシーイーシー(CEC)の社長に富士通システムソリューションズ(Fsol,東京都文京区)の宮原隆三社長(60歳)が内定した。4月に開催する株主総会で正式に決定する。

 96年4月に富士通取締役からCEC社長に就任した森本洋一氏(63歳)は2期6年の在任中,同社の業績を大きく伸ばした。就任時(96年1月期)の売上高219億円,経常利益約5億円から,2002年1月期(予想)は売上高415億円,経常利益36億円に拡大。並行して有利子負債やコスト削減などを進めてきた。2001年7月には東京証券取引所の1部上場に昇格している。スキルアップの一環として社員に資格取得も推進。IDC(インターネット・データセンター)などの新規事業も立ち上げた。

 なおFsol社長の後任には,2月1日付けで富士通の広瀬勇二専務が兼務のまま暫定的に就任,6月に最終決定する。(田中)