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保存データはリモートで消去
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携帯電話に保存された内部データを消去するには,携帯電話に実装したアプリにネットワーク経由で消去の指示を送って,消去を実行する。この際,携帯アプリの種類によって,消去できるデータの種類が異なる(図1)。
一つは,携帯アプリの内部に保存したデータだけを消去する方式。NTTドコモのiアプリやボーダフォンのVアプリは,携帯電話が標準で備える電話帳やメール・ソフトといった,いわゆるネイティブ機能を制御できない構造になっている。このため,iアプリとVアプリを使った遠隔データ消去では,アプリ内のデータだけが消去の対象になる。
一方,KDDIのBREW(binary runtime environment for wireless)アプリは,現行の最新版BREW2.1ならば携帯電話が標準装備している電話帳を制御できるため,電話帳内のデータ消去が可能である。さらにSymbian OSを使うNTTドコモの「FOMA M1000」では,Symbian用のアプリが,携帯電話内の電話帳やメール・ボックスのデータなども消去できる。
これらの差は,必ずしも機能の優劣にはつながらない。アプリ内のデータだけしか消せなくても,重要な顧客情報などは携帯アプリ内に保存できればいい。どこにデータを保存して,どのデータを遠隔消去するかは,ソリューションの仕組みとともに業務上の運用方法を考えて対処することになる。