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おサイフケータイに来店促進効果
導入企業へ100億円超を資金提供

NTTドコモ
プロダクト&サービス本部 マルチメディアサービス部長
夏野剛 氏

2004/11/25

 NTTドコモは7月,“おサイフケータイ”のキャッチフレーズで「iモード FeliCa サービス」を開始した。財布に入っている現金やクレジットカード,各種の会員証,チケットなどの機能を,携帯電話に電子化して取り込んで使えるようにするサービスだ。

 非接触通信方式の「モバイル FeliCa ICチップ」を内蔵したおサイフケータイは,第1弾の4機種に続き,12月から第2弾として「FOMA901iシリーズ」の3機種が加わる。ビットワレットの電子マネー・サービス「Edy」をはじめ,対応サービスも増え続けている。

 99年開始のiモードから陣頭指揮を執り,5年をかけておサイフケータイ実現にこぎ着けたNTTドコモのプロダクト&サービス本部マルチメディアサービス部長の夏野 剛氏に,iモード FeliCa サービスがコンシューマ向けビジネスに及ぼす影響や普及促進策を聞いた。

――iモード FeliCa サービスが始まって4カ月が過ぎました。現在の利用状況は。

写真1 新端末「FOMA901iシリーズ」では3機種がおサイフケータイになった
写真1 新端末「FOMA901iシリーズ」では3機種がおサイフケータイになった
左からSH901iC(シャープ製),N901iC(NEC製),F900iC(富士通製)。12月発売のSH901iC以降,順次発売する。
NTTドコモの夏野部長
NTTドコモの夏野部長

 順調に推移しています。iモード FeliCa対応端末は11月16日時点で約73万台が使われています。iモード FeliCa サービスで携帯電話を“生活インフラ”にすると言ってきましたが,実際に生活ツール化への大きな扉が開かれたと実感しています。

 11月に発表したばかりのFOMA901iシリーズでは,5機種のうち3機種がおサイフケータイになりました(写真1)。今後発売するFOMA端末は,全部おサイフケータイにするつもりです。セキュリティを心配する人も多いので,ネットワーク経由でiモード FeliCa機能を止められる「遠隔ロック」機能は全機種に標準装備します。

 具体的な数値目標としては,2005年度中に1000万ユーザーにおサイフケータイを使ってもらえるようにしたいと考えています(表1)。そのためのサービス展開も進んでいます。例えば電子マネーの「Edy」が使える店舗は,9月末時点では1万1000店でした。これが2005年3月までに3万2000店に増える予定です。

 サービス提供業種も広がっています。電子マネーやクレジットカードはもちろん,航空チケットや住宅の鍵,銀行のキャッシュカードなど,さまざまなサービスの提供が始まっています。

表1 NTTドコモのiモード FeliCa対応携帯電話の状況
利用端末数 約73万台[2004年11月16日時点]
普及目標 1000万台[2006年3月末まで]
対応端末機種 P506iC,SH506iC,SO506iC,F900iC(以上は販売中),SH901iC,N901iC,F901iC(12月以降順次発売)
利用可能店舗数
(ビットワレットのEdy)
1万1000店[2004年9月末時点],
3万2000店[2005年3月末]

 

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