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目標はFeliCaケータイ6000万台
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| フェリカネットワークスは,ソニーが開発した非接触ICカード技術「FeliCa」を使ったサービス・プラットフォームの開発・運営と,携帯電話向けの「モバイルFeliCa
ICチップ」の開発・ライセンス事業を手がけている。2004年1月にソニーが会社分割で設立し,同月にNTTドコモが,5月に東日本旅客鉄道(JR東日本)が出資した。
モバイルFeliCa ICチップは,NTTドコモが7月に発売した“おサイフケータイ”に初めて内蔵。将来的にはFOMA全機種に搭載する意向だ。KDDIも,2005年秋に同チップを搭載したauケータイを投入し,2006年度以降はWIN端末への標準搭載を目指している。国内では当面,携帯電話向け非接触ICの基盤技術をフェリカネットワークスが一手に担う格好だ。 FeliCa内蔵ケータイを,サイバーとリアルの二つの世界をつなぐ新しい社会インフラにすることを目指すフェリカネットワークスの河内聡一社長に,モバイルFeliCaが企業のサービス事業にもたらすインパクトを聞いた。 |
――FeliCaは,すでに国内の交通機関の乗車券や電子マネーとして順調に広がっているし,香港やインドなど海外でも採用されています。このうえ携帯電話に入れることの意味は何でしょうか。
特定のサービスを想定して最初から券面として刷られているカードと比べて,ケータイではいろいろな付加価値を付けられるというのが,最大の理由です。
ソニーは1988年に非接触ICの開発に着手し,2001年以降はJR東日本の乗車券「Suica」カードやビットワレットの電子マネー「Edy」カードとして本格稼働が始まりました(表1)。非接触ICカードの便利さを使った人に実感してもらえたからこそ,大きく広がり出したと言えるでしょう。
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この便利な非接触ICカードがケータイに入ると,さらに大きな価値を生み出すんです。まず,ケータイは財布以上にみんなが常に持ち歩いています。カードだと「家に置いてきた」ということがよくありますが,ケータイなら忘れる確率はぐんと下がります。iモードなどでネットワークにつながるのも,ケータイならではです。
加えて,大きな液晶画面が付いていて,最新機種ならQVGA(320×240画素)のきれいな画像が見られます。この画面が付いているという点が,実は非常に大事なんです。ユーザーが電子マネーなどの残高を確認できるだけでなく,サービス事業者が多彩な情報をユーザーに喜ばれる形で提供できるからです。
こうしたカードにはない付加価値を生かした事例をサービス事業者にどんどん出してもらって,ユーザーが便利さだけでないプラス・アルファを実感することではじめて,社会インフラとして定着すると思っています。
モバイルFeliCa ICチップを内蔵した携帯電話の普及目標は6000万台。総端末数の7〜8割に当たり,ここまでいけばインフラになったと言えるでしょう。達成目標時期は明言していませんが,できる限り早く実現させます。
| 表1 非接触ICカード「FeliCa」の現状 対応サービス開始は1997年の香港での交通乗車券「オクトパスカード」。モバイルFeliCa対応サービスは2004年7月開始。 |
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