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第3世代携帯電話で使われる
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電話端末のバッテリーが収納されている場所のすぐ近くにICカード用のスロットがあり,端末使用時にはそこに収まっている(図1)。バッテリーを取り外さないと抜き差しできないようになっているのは,データの破壊を防ぐために脱着時には必ず電源を切る必要があるからだ。
このICカードを,3G携帯電話では一般に「USIM(universal subscriber identity module)カード」と呼んでいる。W-CDMA方式の3G携帯電話には必ず搭載されるカードである。NTTドコモは,独自の機能拡張を施しており,カードの規格を「UIM」(user identity module)と称し,「FOMAカード」の製品名で提供している。ボーダフォンは,そのまま「USIMカード」と呼んでいる(写真1)。
一方,KDDI(au)が採用するcdma2000方式でも,搭載は必須ではないがUSIMカードの規格が定められている。cdma2000方式では,「R-UIM」(removable-user identity module)と呼ぶことが多い。すでに中国や香港ではR-UIMを使った携帯電話が提供されている。国内では現在は搭載端末はないが,KDDIが搭載を検討している。
USIMカードには,いくつかの機能がある。最も重要なのが,加入者の情報。これまでの日本の携帯電話では内部のメモリーに書き込まれていた加入者情報が,FOMAとVGSではUSIMに書き込まれている。このため,USIMカードを装着しないと電話機としての通信機能が使えない。ネットワークとの通信制御の情報も含んでいる。
USIMカードは,電話機型の端末だけでなく,データ通信用のカード型端末でも必要だ(写真2)。
さらに,電話帳情報やショート・メッセージ(SMS:short message service)のメール情報を記録することもできる。加えて,携帯電話サービス事業者独自の拡張機能もある。
USIMカードの役割と,それによって何ができるかを見ていこう。