日本オラクルは,東京・池袋のサンシャインシティ文化会館で開催中の「IPテレフォニー&ケータイソリューション2005」のブースで,Symbian OS向けのデータベース「Oracle Database Lite 10g for Symbian OS」をアプリケーションとともに参考出展している。製品版は今秋に世界同時発売を予定している。

 Oracle Database Lite 10g for Symbian OSは,基幹データベースを構成する「Oracle Database 10g」と同期・連携するモバイル端末用の小型データベース。Oracle Application Server上で動くモジュール「Mobileサーバー」と,Symbian OS用の「Mobileクライアント」からなる。これまでのノート・パソコンとPDA(携帯情報端末)に加えて,Symbian OSを搭載した携帯電話も,基幹データベースと連携するモバイル業務端末として利用できるようになる。Symbian搭載端末としては日本国内では当面,ボーダフォンの「Vodafone 702NK」とNTTドコモの「FOMA M1000」が対象になる。

 展示ブースでは,ノン・プログラミングでSymbian上の業務アプリケーションを作成できるツール「MoPulse」(開発元はテニックとエヌアイデイ・アイエス)や,RFID(無線ICタグ)ハンディターミナルとSymbian携帯電話との連携ソリューション(開発元はKRDコーポレーション),営業支援パッケージ「eセールスマネージャー」(開発元はソフトブレーン)も,開発中のバージョンでデモンストレーションを実演している。

(ケータイ on Business)


5月19日~20日、サンシャインシティ文化会館(東京・池袋)で開催(日経BP社主催)。
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