DDIポケットは,PHS端末「AirH"PHONE」でメールに添付された各種オフィス文書ファイルを閲覧できるサービスを21日から開始する。三洋電機が提供する添付ファイル変換サービス「AirStorage」(エアーストレージ)をメニューに加え,WordやExcel,PowerPointなどの添付ファイルをPHS端末の画面上で閲覧できるようにする。

 「AirStorageサーバー」にいったんメールを転送し,添付ファイルをPHS端末で表示できるファイル形式に変換。このデータにPHS端末からアクセスして,添付ファイルを表示する仕組みである。

 このサービスを使うことで,AirH"PHONEだけでメールの添付ファイルを閲覧できる。Operaブラウザ対応の「AH-K3001V」では,Excelのケイ線表示も可能である。

 新サービスは,AirH"PHONE向けの公式ポータル・サイト「CLUB AirH" for AirH"PHONE」と,法人向けのソリューションサービス「H" Virtual Office」のメニューとして追加する。

 「CLUB AirH" for AirH"PHONE」には,ストレージ容量により2種類のコースを用意する。ストレージ容量が20Mバイトのスタンダードコースの利用料金は月額210円,同40Gバイトのプレミアムコースは月額367円である。法人向けの「H" Virtual Office」の場合は10ライセンスで月額5250円。300Mバイトのストレージ容量を備える。

 添付ファイルは閲覧するだけでなく,コンビニエンスストアに設置した「クロネコFAX」からの出力も可能。必要に応じて添付ファイルの“プリントアウト”もできるサービスである。

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