F5ネットワークス ジャパンNTTデータ先端技術は,検疫ネットワーク用ソフトウエアとSSL-VPNアプライアンスを組み合わせた構築サービス「SSL VPN検疫ソリューション」を7月22日に発表した。PCのセキュリティ対策状況のチェックを,社内LAN接続時,VPN接続時とも同じ仕組みで実現できるのが特徴である。この構築サービスでは,NTTデータ先端技術の検疫ネットワーク用ソフトウエア「NOSiDE Inventory Sub System 2005 リモートアクセス管理」とF5ネットワークス ジャパンのSSL-VPNアプライアンス「FirePass」を利用する。7月29日から販売を開始する。

 ユーザーがSSL-VPN経由で社内LANに接続するには,まずNOSiDE Inventory Sub Systemのユーザー認証画面(Webページ)にアクセスして認証を受ける必要がある。ここで正常に認証されると,PCに自動的にActiveXコントロールをダウンロードし,PCのセキュリティ対策状況をチェックする。対策状況が管理サーバー上のポリシーに合致すると,SSL-VPNアプライアンスのポータル画面にリダイレクトする。ポリシーに合致しなかった場合は,NOSiDE Inventory Sub Systemの指示に従って,セキュリティ・パッチやウイルス対策ソフトの最新パターン・ファイルを適用し,再度ユーザー認証からやり直す仕組み。

 価格は,NOSiDE Inventory Sub Sysmtem 2005 リモートアクセス管理が157万5000円から,FirePassが250万円から。このほか,構築費用やサーバー機の費用が別途必要。

(吉田 晃=日経システム構築)