ソフト開発を手がける蒼天は5月19日,PCの構成やOS,アプリケーション,利用履歴などの情報を把握するクライアント管理ソフト「LogVillage」の販売を開始した。特徴はクライアントPCに専用のエージェント・ソフトをインストールする必要がないこと。価格は最小構成で41万8000円。ソフトをインストールするサーバー数に対して課金する。利用ユーザー数に応じた料金は発生しない。

 LogVillageは,管理用ソフト「LogVillageコンソール(29万8000円)」と,目的に応じた情報を収集するソフト「LogVillageセンサー」で構成する。LogVillageコンソールやLogVillageセンサーは単独では動作せず,必ず組み合わせて使う。LogVillageセンサーには,(1)運用管理パッケージ(16万円),(2)操作履歴パッケージ(16万円),(3)不正検出パッケージ(12万円)の3種類がある。

 (1)は,パッチの適用状況や利用アプリケーションといったインベントリを収集するためのソフト。(2)はWebサイトへのアクセス履歴や印刷履歴,クライアントへのログイン・ログオフ履歴を収集するソフト。(3)は利用が認められていないアプリケーションや外部デバイスを検出し,管理者へアラートを出すソフトである。管理対象となるクライアントのOSは,Windows NT4.0/2000/XP。

(松浦 龍夫=日経システム構築)

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