イーバンク銀行は5月13日,個人顧客向けのフィッシング対策として,「IP制限サービス」の提供を発表した。5月15日からサービスを開始する。

 イーバンク銀行のサービスを利用する際,あらかじめ顧客が登録しているインターネット・サービス・プロバイダを経由していないと,資金移動などの重要な取り引きができない仕組み。万一,フィッシングなどによりログイン用のIDとパスワードを盗まれても,顧客が登録しているプロバイダ経由で不正アクセスされない限り,犯人は資金を移動できない。登録できるプロバイダは最大5種類である。

 IP制限サービスは,これまで法人顧客向けに提供していたサービスを,個人顧客を対象に広げたもの。同行の個人顧客は無料で利用できる。

(吉田 晃=日経システム構築)

■システム構築に必要な製品選択にお悩みの方へ■
日経システム構築本誌は,徹底した事例中心主義で,現場のみなさまを強力にサポートする雑誌にモデルチェンジしました。「製品選択を誤らない」ための情報も導入事例や客観的な評価・検証を基にお届けします。詳しくはこちらのページからどうぞ。