アスキーソリューションズは7月30日,Webサーバーやプロキシ・サーバーなどのアクセス・ログを解析するツール「SiteTracker 7」を販売開始した。米Sane Solutionsが開発した製品で,Webサーバーなどのアクセス・ログから「どの程度のアクセスがあったか」「訪問者がどのようにページを移動したか」などを分析できる。従来版に比べ,表示画面やレポートのカスタマイズを容易にしたことが特徴である。


 価格は小規模向けの「SiteTracker 7 Professional」で10万2900円(税込み)~。動作OSはWindows NT/2000/XP/2003,Red Hat Enterprise Linux,MIRACLE LINUX,Turbolinux。AIXやHP-UX,Solaris版なども順次提供していく。


 新版の主な機能強化点は,(1)アクセス・ログを分析するユーザーごとに表示レポートをカスタマイズできる「My SiteTracker」を追加,(2)画面の質問に答えながら対話形式でレポートを生成できる「Ask SiteTracker」を追加,(3)表示画面「ダッシュボード」のカスタマイズを可能とし,複数のレポートをまとめて自由に表示できるようにした--など。


 (1)は,ユーザーの権限に応じて分析できる内容を制限できるだけでなく,表示するレポートをユーザーが自由にカスタマイズできる。(2)は,「訪問者がどのくらいの間滞在していたか」「どのくらいの訪問者がこのサイトで商品を購入したか」といった分析項目のテンプレートをあらかじめ用意しておくことで,そのリストから選択するだけで簡単にレポートが作成できる。テンプレートはユーザーがカスタマイズすることも可能。(3)は,一覧表示したいレポートをリストから選択すれば,グラフや統計情報をまとめてダッシュボードに表示する。このほか,処理性能は旧バージョンに比べて約30%高速化した。

(榊原 康=日経システム構築)