富士通は6月22日,UNIXサーバー「PRIMEPOWER」に,90ナノメートルの新チップ製造技術を使ったプロセサを搭載すると発表した。新しいチップにより動作周波数を1.35GHzから1.82GHzまたは1.89GHzに上げた。また,チップに搭載できるL2キャッシュ容量を2Mバイトから3Mバイトに拡大した。8月初旬から順次出荷する。

 発表した5つのモデルは,(1)PRIMEPOWER 2500(1.82GHzのCPUを最大128個搭載,写真),(2)同 1500(1.89GHzのCPUを最大32個搭載),(3)同 900(1.89GHzのCPUを最大16個搭載),(4)同 850(1.89GHzのCPUを最大16個搭載),(5)同 650(1.89GHzのCPUを最大8個搭載)---の5つ。(3)と(4)は最小搭載メモリーに違いがある。(3)は4Gバイトからで,(4)は2Gバイトから。

 製品の出荷と価格は,(1)が11月初旬,1億5325万円から,(2)が9月初旬,4797万円から,(3)が9月初旬,3737万円から,(4)が8月初旬,2919万円から,(5)が8月初旬,1116万円から。

(岡本 藍=日経システム構築)