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Oracle 10gが戦略的な価格設定,Windows環境でのシェア拡大をねらう日本オラクルは3月3日,データベース管理システムの新版「Oracle Database 10g」の価格と出荷日を発表した。前版までオプション製品だったクラスタリング・ソフト「Oracle Real Application Clusters(RAC)」を,Standard Editionで追加費用なしで利用できるようにした。また,米Microsoftのデータベース管理システム「SQL Server」からの移行をねらった価格体系にし,移行プログラムも用意した。出荷開始は,Linux x86版やSolaris版などが4月5日。Windows版は,5月あるいは6月の予定。 Oracle Database 10gの製品体系は,前版の「Oracle9i Database」と同じ。「Oracle10g Standard Edition One」,「Oracle Database 10g Standard Edition」,「Oracle Database 10g Enterprise Edition」の3つのエディションを用意する。 搭載CPU数の少ない環境向け製品「Oracle10g Standard Editon One」については従来に比べライセンス価格を下げた。Windows環境でのシェアの拡大がねらいだ。「Oracleはハイエンドで使うというイメージをもたれていたが,ミッドレンジ,ローエンドにも間口を広げた。特にWindows環境では,SQL Serverの3分の2から3分の1の価格にした」(代表取締役社長 最高経営責任者 新宅正明氏,写真)。前版に比べて約17〜24%値下げしており,1CPU当たり62万4400円あるいは1ユーザー当たり1万8600円で提供する。また,商用UNIXの環境では1CPUまで利用可能だが,WindowsとLinuxの環境では2CPUまで利用できるようになった。 「Oracle Database 10g Standard Edition」(利用可能なCPU数は4CPUまで)は,1CPU当たり187万5000円あるいは1ユーザー当たり3万7500円。前版と価格は同じだが,クラスタリング・ソフトのRACが標準で利用できる。前版のStandard EditionではRACを利用できず,RACを利用するにはEnterprise Editionを選ぶしかなかった。「Oracle Database 10g Enterprise Edition」(CPU数の制約は無し)の価格は前版と同じ。1CPU当たり500万円あるいは1ユーザー当たり10万円。RACはオプション製品で,価格は変わらず1CPU当たり250万円。 また,既存のSQL Serverのユーザーが契約しているライセンスを下取りする「SQL Server下取りプログラム」や,SQL Serverからの移行を支援するサービス「移行コンサルティング」を4月5日から12月31日まで提供する。 (岡本 藍=日経システム構築)
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