アイ・ティ・フロンティアは2月25日から,“リッチ・クライアント”の開発者向けトレーニングを開始する。リッチ・クライアントの開発法に特化したトレーニングは珍しい。リッチ・クライアントとは,ブラウザだけでは実現が難しい機能を備えるWebアプリケーションのユーザー・インタフェース(UI)をFlashや業務用ブラウザなどで実現したものを指す。
トレーニングは,Flashとアプリケーション・サーバー「ColdFusion」を使って行う。両製品の概念,UIとサーバー・アプリケーションの連携法,デザイナとSE間でのコミュニケーションを促進させるノウハウなどを受講できる。
このトレーニングは,「プロジェクト・マネージャーなど,デザイナとSEの間に立つ担当者向け」(xWeb事業本部 営業部担当部長 丸山 三生氏)である。現在,リッチ・クライアントを使ったシステムの開発現場で,デザイナとSE間のコミュニケーションがうまく取れていないことが問題になっているという。「例えば,UIのデザインを顧客の要望に応じて変える場合,サーバー側との連携処理の変更に,どの程度の工数がかかるのかを,きちんと把握できていない」(同氏)。このような,デザイナとSEの“溝”を埋める人材を育成するのが狙いである。受講期間は2日で,受講費が10万円。