トレンドマイクロは2004年2月16日,アンチウイルス・ゲートウエイの「Trend Micro Network VirusWall 1200」を発表した。ウイルス対策状況およびパッチの適用状況をチェックし,未対策PCの通信を遮断できるのが特徴である。部門単位などで設置することで,ウイルスの被害を局所化できる。価格は202万4000円からで,5月から出荷する。

 同社のウイルス対策ソフトの場合,ソフトが有効になっているか,検出エンジンやパターン・ファイルが最新になっているかなどをチェックできる。シマンテックと日本ネットワークアソシエイツのウイルス対策ソフトについても,ソフトが有効になっているかはチェック可能である。

 また,パッチの適用状況は,トレンドマイクロが提供する有償サービス「脆弱性診断サービス」を利用してチェックする。診断のために,ウイルス対策ソフトや専用エージェント・ソフトは不要である。診断対象OSは,Windows NT 4.0/Windows 2000/WIndows XP/Windows Server 2003。VirusWall 1200には,1年間の脆弱性診断サービス利用料が含まれる。

(吉田 晃=日経システム構築)