通信ソフト・ベンダーのインターコムは12月15日から,ウイルス対策機能を提供するASPサービス「SHILDIAN NETservice」を強化する。これまで同サービスの利用者はパソコンをインターネットに接続した状態でのみウイルス対策機能を使えたが,今後はオフラインの状態でもウイルス感染のチェックと駆除ができるようになる。

 SHILDIAN NETserviceは,ISPやポータル事業者などが会員向けのサービスとして,あるいは企業や学校がクライアントPC向けのセキュリティ対策として適用できるASP方式のサービス。利用者がインターネットに接続し,所定のWebページにアクセスするだけで必要なファイルがダウンロードされ,ウイルスのチェックができる仕組み。パッケージ・ソフト製品に比べ,インストールやアップデートが手軽な点が特徴だ。すでにBIGLOBEやSANNET,@NetHomeなどが採用し,これまで合計で約15万人の利用者がある。

 今回の機能強化では,いったん必要なファイルをダウンロードしたあとなら,インターネットと接続していない状態でもウイルス対策機能を使えるようにした。これにより,常時接続が難しいモバイル利用者や小規模オフィスなどでも,同サービスのメリットを得られる。インターコムは,SHILDIAN NETserviceと他システムを連携させたり企業情報ポータルに組み込むといった需要も期待している。

(杉山 裕幸=日経システム構築)