ゼンド・オープンソースシステムズは9月4日,MySQLの日本での販売代理店契約を締結したと発表した。

 MySQLは,スウェーデンMySQL ABが開発したDBMSで,Webアプリケーション用のDBMSなどとして広く使用されている。オープンソースのライセンスであるGPLと,商用ライセンスの2通りのライセンスで配布される。ユーザーは,オープンソースのライセンスに基づいて使用するか,商用ライセンスを購入するか,どちらかを選択できる。

 日本では,ソフトエイジェンシーがMySQLの販売代理店となっている。ゼンド・オープンソースシステムズは日本での2社目の代理店となる。

 ゼンド・オープンソースシステムズは,オープンソースのWebアプリケーション開発言語PHP関連を中心に,ツールやサービスなどを提供している会社。PHPの中核部分を開発しているイスラエルZend Technologiesの統合開発環境やPHP高速化ツールの販売のほか,サポートやコンサルティングなどを手がけている。

 9月8日には,MySQL ABの創業者が来日し,ソフトエイジェンシーの主催により講演会および日本MySQLユーザー会との公開討論会を行う。

(高橋 信頼=日経システム構築)