Windowsが時々クラッシュ(バグ・チェック)して,ブルー・スクリーンになってしまいます。その画面の最初にSTOPコードというメッセージが表示されていますが,これはエラーの原因を表しているのでしょうか。せめて,原因がハードウエアなのかソフトウエアなのか,だけでも簡単に分かればと思っているのですが。
マイクロソフトのサポート技術情報を見ると,個別の問題に関しては記述してあるものの,特定のSTOPコードに関する説明は少ないようです。このため,画面に表示されたSTOPコードから,そのエラーの内容を特定するのはなかなか難しいのが現状です。 実は,最も詳しいSTOPコードの一覧表は,Windowsデバッガのヘルプ・ファイル中にあります。ここには,各STOPコードが一般的にどのような条件で発生するのか,原因としては何が考えられるか,どのように調査したらよいのか,といった内容が記述されています(図1)
デバッガのヘルプにコード一覧がある インストールが完了すると,スタート・メニューの[プログラム]から[Debugging Tools for Windows]にある[Debugging Help]でヘルプが起動します。その画面で,[Using DebuggingTools for Windows]-[BugChecks(Blue Screens)]-[BugCheck Code Reference]と目次をたどれば,STOPコードのリストを確認できます。 ただし,このリスト中にすべての場合のSTOPコードが網羅されているわけではありませんので注意してください。新しいOSのバージョンが登場するにつれてSTOPコードそのものが増えていますし,サード・パーティ製のデバイス・ドライバが独自のSTOPコードでクラッシュさせることもあるためです。このリファレンスに載っていないSTOPコードが表示された場合は,サポート窓口へ問い合わせる必要があるでしょう。 STOPコードはコード自体に加え,各コードにより異なる意味がある4つのパラメータを同時に表示します。STOPコードが表示されたときには,これをきちんと書き留めておきましょう。もし,システムのプロパティにある[起動/回復]オプションで[自動的に再起動する]という設定がデフォルトのまま有効になっている場合には,クラッシュ後にOSが再起動してしまい,パラメータを書き留めることは困難です。この場合,OS起動後にシステム・ログ中の[Save Dump]というソースのイベントID:1001の情報ログを参照すれば,すべてのパラメータを改めて確認できます(図2)。
(小森 博司)
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ブルー・スクリーンに表示されるSTOPコードのリファレンスを入手したい
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