サーバーに接続した共有プリンタを管理しています。NT マシンからは問題なくプリンタが利用できますが,Windows 95/98マシンのユーザーから「プリンタの設定がうまくいかない」と相談を受けました。何が原因でしょうか?

 95/98マシンに直接,プリンタ・ドライバをインストールして,プリント・サーバーのプリント・キューを利用する方法が手軽です。まずはこの方法をお勧めします。

 NTサーバー上の共有プリンタは,NTマシンと95/98マシンのどちらからでも利用できます。ただし,NTと95/98ではプリンタの設定法が異なるため,トラブルが起こりがちです。

 トラブルの原因の1つに,プリント・サーバー内にプリンタ・ドライバが適切にインストールされていないケースが挙げられます。

 Windowsマシンからプリント・サーバーにプリンタ出力を依頼した場合,まず最初にサーバー上に用意しているドライバを確認します。そして,ドライバがまだインストールしてなかったり,新しいバージョンのドライバがサーバーにある場合は,自動的にダウンロードしてきます。このときに,サーバー上に95/98向けのドライバがインストールされておらず,かつクライアント側にもない場合,プリンタの設定に失敗します。プリント・サーバーにドライバを追加インストールするには,共有プリンタのプロパティ画面から実行します()。

(日経Windowsプロ編集)

図:共有プリンタのプロパティ画面
  追加インストールする環境を選んで[OK]ボタンを押せばよい。