Windows 2000に付属する検索機能で,複雑な条件の検索を繰り返し実行しています。同じ検索条件を毎回設定し直していますが,何かいい方法はないでしょうか?

 複雑な検索条件でファイル/フォルダの検索を繰り返し実行するなら,検索条件をファイルとして保存しておくと便利です。少し分かりにくいところにメニューがありますが,Windows 2000/XPでは標準で利用できます。

 Windows 2000/XPの検索機能では,単純な文字列などを指定するほかに,「検索オプション」を設定することで複雑な検索が可能です。例えば,検索場所を指定したあとに,検索オプション欄で[日付]欄にチェックをして,[修正されたファイル]と[過去1か月間]を指定すれば,1カ月以内に修正や変更があったファイルのみを抜き出せます()。

 上記の例のような複数の条件を組み合わせた検索を繰り返し実行するなら,検索条件を保存しておきましょう。1度保存しておけば,次回以降の検索が楽になります。

 検索条件の保存方法は以下の通りです。検索画面の[ファイル]メニューで[検索条件を保存]を選択すれば,[条件=すべての.fnd]といった名前のファイルが作成されます。作成したファイルをダブル・クリックすると,先に指定した条件が組み込まれた状態で検索画面が起動します。

 注意したいのは,[検索条件を保存]メニューが,検索画面を起動した初期状態では表示されない点です。設定した条件で1度検索を実行したあとで,初めてメニューに現れます。

(日経Windowsプロ編集)

図:複雑な検索条件を保存する
Windows 2000の検索画面の例。複雑な検索条件でも1度保存しておけば,次回以降はファイルをダブル・クリックするだけで設定済みの条件で検索できる。