Internet Explorerを利用してWebサイトを閲覧していると,テキストが小さすぎて読みにくいページを見かけることがあります。[表示]メニューで文字の大きさを変えてもまったく反映されません。どうすれば変更できますか。

 Webページ中で文字の大きさが絶対サイズで指定されているケースが考えられます。このような場合には「ユーザー補助」機能を用いることで,文字の大きさを強制的に変更できます。Internet Explorerの[ツール]-[インターネット オプション]-[全般]から[ユーザー補助]をクリックし,[Webページで指定されたフォント サイズを使用しない]にチェックを入れて[OK]をクリックします()。

 段落や表など,ページ内の要素ごとに表示サイズやフォント,色などをより細かく指定することもできます。CSS(Cascading Style Sheets)形式のスタイル・ファイルを用意し,同じダイアログで[自分のスタイル シートでドキュメントの書式を設定する]をチェックし,用意したファイルを[スタイル シート]欄に設定します。

 ブラウザのユーザー補助機能を使っても変更できないケースとしては,テキストをWebページへの埋め込み画像として表示していることが考えられます。この場合は画像編集ソフトや,Windowsのユーザー補助機能にある[拡大鏡]などを用いて拡大表示するしかありません。

(日経Windowsプロ編集)

図:Webページの文字サイズを強制的に変更する方法