コマンド・プロンプトで過去に実行したコマンドの履歴を分かりやすく呼び出す方法はありますか。

 ユーザー・アカウントの登録などサーバーを効率よく管理するのに,コマンド・プロンプトでスクリプトなどを実行することがよくあります。その場合,同じコマンドを何度も繰り返し実行することも多いでしょう。

 コマンド・プロンプトは一度実行したコマンドの履歴をリストのような形で記録しています。コマンド・プロンプトでF7キーを押すと,履歴の内容を一覧表示できます()。この履歴表示機能は,Windows 2000/XPで使用できます。

 コマンド・プロンプトの履歴を呼び出すには,上下の矢印キーを使うのが一般的ですが,リストからコマンドを選択する方が直感的に使えます。

 リストを表示した後は,上下の矢印キーで実行したいコマンドを選択してEnterキーを押すとすぐに実行されます。すぐに実行しないで,同じコマンドをパラメータだけ変えてから実行するには,基になるコマンドをハイライトさせた後に,左右の矢印キーを押します。すると,コマンド・プロンプトに選択したコマンドが表示されます。後はパラメータの部分を変更してからEnterキーを押してください。

 なお,コマンド履歴リストの左端にはコマンドが実行された順番を示す番号が表示されていますが,対応する数字のキーを押しても実行されません。

(日経Windowsプロ編集)

図:F7キーを押すと,実行したコマンドの履歴が表示される