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CDコマンドでUNCのパスを指定してディレクトリを変更しようとしても,「CMDではUNCパスは現在のディレクトリとしてサポートされません」というエラーメッセージが表示されるだけです。

 サーバーをZドライブなどに割り当てていれば,ローカル・ドライブと同じようにCDコマンドを使えます。しかし,サーバーから切断した後だと,「再度ドライブを割り当てて,それからCDコマンドを利用する」という作業は面倒です。

 コマンド・プロンプトで,UNCパスを指定してディレクトリを変更するにはPUSHDコマンドを使い,「pushd\\server\data\」と入力します。

 PUSHDコマンドの便利な点は,サーバー上の共有を自動的にドライブに割り当ててくれることです。PUSHDコマンド使用後に「net use」コマンドを使えば,新しいドライブが割り当てられていることを確認できます。

 サーバーでの仕事が終わったら,POPDコマンドを入力すると,PUSHDを利用する前にいたネットワーク・ロケーションに戻ります。