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ブート・パーティションのドライブで,ブート・パーティションに隣接する空き領域があれば,Windows Server 2003へのアップグレード時に拡張できます。手順は以下の通りです。

(1)Windows Server 2003のCD-ROMの「i386」フォルダにある「Unattend.txt」ファイルを,ハードディスクにコピーします(ここでは「C:\」)

(2)コピーしたUnattend.txtを編集し,[Unattended]セクションに

ExtendOempartition=1
Filesystem=convertntfs
Ntupgrade=yes

というコマンドを追加します。Unattend.txtに読み取り専用属性が付くので,あらかじめこれを解除しておきます

(3)Windows Server 2003のCD-ROMがDドライブにある場合,[ファイル名を指定して実行]に

D:\i386\winnt32.exe/unattend:C:\unattend.txt

というコマンドを入力します。これでアップグレードが始まります。

 「ExtendOemPartition」の値が1の場合,ディスクの空き領域すべてを埋めるようにブート・パーティションを拡張します。またExtendOemPartitionの値をMバイト単位で指定して(例:ExtendOemPartition=5000)拡張できます。ブート・パーティションがミラーリングされている場合や,NTFSではない場合,またはダイナミック・ディスクである場合,この方法は使えません。