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OSの可用性(システムが利用可能であった時間)は,「Microsoft Windows 2000 Server Resource Kit」または米MicrosoftのWebサイトで入手できる「uptime.exe」というツールを使うとよいでしょう。

 「/s」というスイッチを付加することで,起動時刻とシャットダウン時刻リストのほか,OSの稼働時間に関する詳細な情報を収集できます。ネットワーク経由で他のマシンの情報も収集できます。uptime.exeが「D:\temp」フォルダにある場合は,コマンド・プロンプトで

D:¥temp¥uptime[サーバー名またはIPアドレス] /s

と入力するとが出力されます。

 出力結果で注目したいのは最後のサマリー部分です(表)。ここにはリブート回数や平均リブート時間など有用な情報が記されています。また「/d:」スイッチを使用して特定の日以降のデータを指定したり(「/d:dd/mm/yyyy」と記述。2003年1月10日の場合は「/d:10/01/2003」),「/p:」スイッチを使用して過去数日間のデータを指定する(「/p:日数」で指定。10日間の場合は「/p:10」)ことができます。詳しい使用方法は「/help」スイッチで参照できます。


図●uptime.exeを実行した画面例

表●uptime.exeで得られる集計データの意味