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問題のある常駐サービスを突き止めるには,まず常駐サービスを一切稼働させない状態でマシンを起動(クリーン・ブート)し,その後,徐々にサービスを追加して,問題の有無をチェックします。

 Windows 2000でクリーン・ブートするためには,INIファイルやレジストリを変更する必要がありました。Windows 98/Me/XPでは,「システム構成ユーティリティ」というツールを使うことで,それらに変更を加えずに,クリーン・ブートを試せます。手順は以下の通りです。

(1)[ファイル名を指定して実行]で「msconfig」と入力して「システム構成ユーティリティ」を起動します。
(2)[全般]タブの[スタートアップのオプションを選択]をクリックし,[SYSTEM.INIファイルを処理する][WIN.INIファイルを処理する][スタートアップの項目を読み込む]のチェック・ボックスをオフにします(図1)。
(3)[サービス]タブを選択し,[Microsoftのサービスを全て隠す]をオフにした上で,[すべて無効にする]をクリックします。
(4)[OK]をクリックして,コンピュータを再起動します。

 クリーン・ブート後は,今回オフにしたチェック・ボックスをオンにしていき,各サービスの問題をチェックします。チェックが終了した後は,再度システム構成ユーティリティを起動し,[全般]タブの[通常スタートアップ]のチェック・ボックスをオンにして,再起動します。


図1●クリーン・ブートを試せる「システム構成ユーティリティ」
「システム構成ユーティリティ」を使うことで,INIファイルに変更を加えずに,「常駐サービスをまったく起動しない状態」でのブートを試せる。

編集部