マイクロソフトは2005年8月2日,システム運用管理ソフト「Microsoft Operations Manager(MOM) 2005 Service Pack(SP)1」をリリースした。不具合修正のほか,Windows Server 2003 SP1など最近リリースされた製品への対応を施している。MOM 2005 SP1は,マイクロソフトのWebサイトからダウンロードできる。

 MOM 2005は,複数台のサーバーの監視やログの収集などを自動化するソフトである。サーバー監視に必要な設定「管理パック」を施すことで,プロの管理ノウハウを簡単に適用できる。MOM 2005 SP1によって新たに対応した製品は,Windows Server 2003 SP1,Windows Server 2003 x64 Editions,SQL Server 2000 SP4,SQL Server 2000 Reporting Services SP2である。

 Windows Server 2003 SP1がリリースされたのは2005年4月のことであり,既に7月26日からはOSの[自動更新機能]でも提供が始まっている。それにもかかわらず,今日までMOM 2005がWindows Server 2003 SP1に対応していなかったのは,システム運用管理ソフトとしては少し心もとないといえるだろう。マイクロソフト製品のWindows Server 2003 SP1への対応状況は,Webサイトで確認できる。

(中田 敦=日経Windowsプロ