米Microsoftは7月22日,次期クライアント向けOS(開発コード名Longhorn)の正式名称を「Windows Vista」にすると発表した(既報)。その由来について同社Windows Product ManagerのGreg Sullivan氏は,「Windows Vistaは,あなたにとって一番大事なことにあなたを集中させることで,あなたの世界に明快さをもたらす」と当日の概要説明で語った。

 「私たちは“more”の時代に住んでいる。私たちは今までよりたくさんのデータ,よりたくさんの音楽,よりたくさんのコンテンツを持っている。Windows Vistaはあなたが自分の仕事を素早く済ませるために,必要な明快さを手にするのに役立つので,コンピュータから離れて家族ともっと長い時間を過ごせるようになる」。これは6億人以上のWindowsユーザーすべてに対してアピールするメッセージだと同氏は強調した。なぜなら私たちはみんな達成したいことと,努力して向かっている目標を持っているからだ,と。

 私はこの名称を完全に納得してはいない。人々はWindows 2007とか何とかの名前を選ぶべきだったと思っているが,Windows Vistaはひどくはないと思う。Pentiumという名前と同様に,それに慣れるのは間違いない。

(Paul Thurrott)